帰化申請の必要書類に関する質問と回答例(添付書類など)

帰化申請に必要な書類にはどんなものがありますか?

帰化申請必要書類(添付書類)

帰化申請必要書類(自分で作成する書類)

帰化申請の必要書類の種類

 帰化申請の必要書類についての質問のお電話は非常に多いですが、その方の申請に何が必要なのかは、申請者それぞれの境遇により異なってきますので、お会いして40分〜1時間程度、帰化申請者「全員」の状況をお聞きしてからでないとお答えすることはできません。

 「例えば、どのようなものがあるのですか?」という一般的な質問への回答としては、下記リンクをご参考いただければ十分かと存じます。

 >>収集して帰化申請に添付する書類
 >>自分で作成する帰化申請書類

 このように、帰化申請では集める書類と作成する書類があり、種類の数としては約60種類程度ですが、申請者や家族ごとに必要となる書類や同じ書類でも複数年度に亘って取得する必要がある書類などがあり、おひとりで申請される場合でも数百ページ、家族で申請する場合には数百から数千ページとなり、大抵、十数センチ〜数十センチ程度の厚みとなります。

必要書類を集めるだけが大変なのではなくて、本当に大事なのは帰化申請書類に記載した内容の把握です

 いくらどんな厚みになろうとも、収集すること自体は何ヶ月かの間、申請書類集めに没頭して、何度か仕事を休み、一生懸命にがんばれば済むことです。(ただし、それぞれの書類には有効期間があるものも多いので、あまり長い期間をかけてはおられません)

 膨大な帰化申請書類の一番の役割は、「帰化条件を満たさない者を判別し、不許可とすること」につきます。

 問題は「その膨大な書類の内容を完全に把握、理解できているのか?」ということであり、書類の隅々までが全て、申請後の面接における質問のポイントとなります。実際に、時間を掛けて収集した分厚い帰化申請書類が、「許可となるために集めたのか、不許可になるために集めたのか」わからないような内容であることが、よくあります。

 自分で帰化申請をやってみることは可能と言えば可能なのですが、このことがあるために、現実には自分でするのは無謀なことといえます。

不許可理由を帰化申請書類の中に発見した時は

 いったん帰化申請が受付けられ、書類を提出してしまえば、もう後戻りはできませんので、必ず提出する前に「不許可につながる部分」がないかどうかを注意深く確認しておくことが必要です。

帰化申請書類の内容を把握しておくことが重要です そして、「不許可につながる部分」を発見したときには、少なくともきちんと対処してから、申請をしなければなりません。間違っても「不許可につながる部分」を隠す事やごまかす練習をすることが「対処」などとは考えぬよう、肝に銘じておいてください。法務局の職員も、年がら年中、調査や審査を行っているわけですから、申請者が隠したい部分やごまかし方は十分に承知しています。
 なぜならば、「みんな同じ部分で、同じように、同じ言い方で、同じ表情で、嘘をついたり、ごまかす」のですから。当センターの相談会にお越しになられる方も同じです。瞬間にわかります。あたり前のことですが、嘘や隠し事は必ず露見するものと考えておいてください。また、嘘をつくつもりでなかったのに、結果的に虚偽になってしまわないように注意することも必要です。

 もし、金銭的に専門家に依頼する余裕がなくて、ご自分でチャレンジせざるを得ない方がいらっしゃるなら、少なくとも「ありのままの申請」を心掛けてがんばってください。そうすれば、不許可になった時でも、嘘や隠し事があって不許可になった時と比べれば、少しは短い年月で再挑戦できる日が来ることでしょう。

  

  

質問をお読みいただく際のご注意

 このサイトも含めて、インターネット上にはいくつかの帰化申請Q&A集がありますが、Q&A集に書かれている回答は「あなたのケースには必ずしもあてはまるものではない」ということをご理解ください。

 帰化申請の条件、つまり帰化できるかどうか、については、申請者の在留状況・親族関係・仕事・収入・資産状況・賞罰・課税納税状況・その他の過去の履歴・将来の予定などによって、ひとりひとり全員違いますから、本来、一般論として述べることは絶対にできないものですし、述べても意味のないものです。

 とくに帰化申請の条件については、それぞれの条件の基準が他の条件の状況によって変わってきます。例えば、「5年間以上日本に住んでいて、仕事を始めて3年以上経っている人」でも、住所条件を満たす方もいれば住所要件を満たさない方もいます。飲酒運転やスピード違反などの交通違反については法務局は非常に厳しい立場を取っていますが、それでも「過去に飲酒運転がある人」であっても、素行条件を満たす人もいればその飲酒運転により素行条件上不許可となる人もいます。

 数千件にのぼる帰化申請の相談を受けてきた経験から申し上げますと、「気になる条件以外は、まず問題ない」と自己判断されている方ほど、実際は帰化の条件を全く満たしていないことが多い傾向にあります。簡単に自己判断される方は、性格的にいい加減な方である率が高いからです。むしろ、「本当に許可条件をを満たしているのでしょうか?」と心配顔で相談に来られる方の方が問題なく進む場合が多いです。慎重に真面目に暮らしてこられている方だからです。

 このサイトも含め、インターネット等の情報は「あくまでも一般論であり、あなた自身のケースは違う」ということと、「全ての専門サイトはビジネスでやっていますので、本当に大事な情報は公開していない」ということを十分に理解された上で、このQ&A集をお読みいただくようお願いいたします。

ASC申請支援センターの帰化申請相談会にご参加できます

 帰化申請についてもっと体系的に知りたい方は、ASC申請支援センターのホームページをご覧ください。もちろん、帰化申請のご依頼や韓国戸籍の翻訳や取り寄せも行っております。

 毎週土曜日の午後に、大阪谷町線天満橋駅の大阪法務局に隣接するASC申請支援センター内、相談ブースで、帰化申請相談会を開催しています。帰化申請をご依頼される方は、電話予約の上、ご相談にお越しください。

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 >> 帰化申請 | ASC申請支援センターホームページ

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 >> 帰化申請の添付書類(必要書類)についての説明ページ

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帰化申請の条件Q&A